1.さらば友よ ~ソロ・ヴァージョン~
2.私鉄沿線
作詞:山上路夫
作曲:佐藤寛
改札口で君のこと
いつも待ったものでした
電車の中から降りて来る
君を探すのが好きでした
悲しみに心とざしていたら
花屋の花も変りました
僕の街でもう一度だけ
熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました
君はどうしているのかと
伝言板に君のこと
僕は書いて帰ります
想い出たずねもしかして
君がこの街に来るようで
僕たちの愛は終りでしょうか
季節もいつか変りました
僕の部屋をたずねて来ては
いつも掃除をしてた君よ
この僕もわかりません
君はどうしているのでしょう
買物の人でにぎわう街に
もうじき灯りともるでしょう
僕は今日も人波さけて
帰るだけですひとりだけで
この街を越せないまま
君の帰りを待ってます
3.君が美しすぎて
作詞:千家和也
作曲:馬飼野俊一
美しすぎて 君が恐い
美しすぎて 愛が恐い
何故君はこんな時
僕の近くに 現われたのか
睫を伏せて 何を待つの
背中を向けて 何をするの
何故君は こんなにも
僕の魂 苦しめるのか
僕の心を乱さないで
君を不幸にするだけ
僕の泪を 誘わないで
間違いが おこりそうさ
美しすぎて 君が恐い
美しすぎて 愛が恐い
何故君は こんな時
僕の近くに 現われたのか
裸足になって どこへ行くの
鏡の中で 何を見るの
何故君は こんなにも
僕の祈りを うち砕くのか
僕の心を乱さないで
君を不幸にするだけ
僕の泪を 誘わないで
間違いが おこりそうさ
4.こころの叫び
作詞:阿久悠
作曲:筒美京平
傷つくのがこわいからといって
このままにはしたくはない
何かが今ぼくの胸ではじけ
生きるために走れという
なぜ あなたを捨てるのか
なぜ しあわせ捨てるのか
真実の愛に気づくまで
この愛は忘れたい
形だけの愛や夢がこわい
このからだでつかまえたい
若いことはなやむことと知って
明日もまたさすらうだろう
あの やさしい毎日も
あの あなたのささやきも
人生の意味にふれるまで
しばらくは忘れたい
5.針葉樹
作詞:麻生香太郎
作曲:筒美京平
あなたのかなしみは 雪で出来ている
僕を凍らせる 白いためいきだ
まっすぐ行くがいい 街はきょうまでの
ふたりの足あとを うずめてくれるだろう
男のいのちのかぎりを尽くし
愛したつもりだ 悔いなどないさ
冬が来ても あなたよ枯れるな
木枯しに耐える 針葉樹の
りりしさのように
くちびるふとゆがみ なにか言いたげな
あなたおねがいだ 背中むけてくれ
そのまま行くがいい 冬は涙ぐむ
こころのためらいを 癒やしてくれるだろう
男の炎のすべてを燃やし
愛したつもりだ 悔いなどないさ
春をめざし あなたよかがやけ
薄れ陽を仰ぐ 針葉樹の
まなざしのように
6.愛をとめたまま
作詞:荒木とよひさ
作曲:筒美京平
あなたのことは 爪の先まで
小さな癖も 憶えてる
お酒を飲めば 子供みたいに
わたしの膝枕 眠っていたけど
甘い暮しに 溺れたふたり
別れがくるのも ただ知らずに
愛は あの日を 止めたままで
過去のどこかで 泣いてるから
時は昨日を 止めたままで
夢の続きを探してる
あなたの匂い 窓を開けても
想い出までは 消せなくて
鏡の中に 閉じこめている
あなたを呼びだせば 悲しくなるだけ
若くないから 傷つくよりも
幸福 それさえ ただ見送る
愛は あの日を 止めたままで
寒い心で たたずむから
時は昨日を 止めたままで
夢のゆくえを探してる
愛は あの日を 止めたままで
過去のどこかで 泣いてるから
時は昨日を 止めたままで
夢の続きを探してる
7.グッド・ラック
作詞:山川啓介
作曲:筒美京平
この腕の中を 泳ぎ疲れて
お前は眠る 何も知らずに
ブラインド降ろし 朝の光を
せめて隠そう サヨナラがわりに
ごめんよ どうやら別れの時間だ
ひと箱の煙草が 終ってしまった
男は心に ひびく汽笛に
嘘はつけない 行かせてくれよ
寝返りを打って おれの名を呼び
お前は笑う 子供みたいに
新しい恋を 見つけるまでは
濡れた目をして 暮らすだろうな
ごめんよ 都会の浮気な風に
抱いていた夢が やせてしまった
男は心に オーデコロンを
つけちゃいけない わかってくれよ
8.少し抱かれて
作詞:荒木とよひさ
作曲:筒美京平
胸に住みつく悲しみ 別れてあげればいい
恋は泣くことじゃなくて 同じ夢の中へ
少し抱かれて恋しく 切なさの賭けひきで
心と身体半分 わけることが出来る
きき訳のない愛よりも
今だけをもっと眩しく
約束のない恋よりも
愛し合えるはず
あゝ 心のまま いのちが
綺麗に燃えればいいよ
恋は不思議な生き物 心まで縛れない
指がふれてる時より 厚くなれるものさ
過去も未来も分けあう そんな事は出来ない
答え見つけることより 瞳だけでわかる
淋しさのない愛よりも
今だけをもっと切なく
想い出のない恋よりも
愛し合えるはず
きき訳のない愛よりも
今だけをもっと眩しく
約束のない恋よりも
愛し合えるはず
あゝ 心のまま いのちが
綺麗に燃えればいいよ
9.甘い生活
作詞:山上路夫
作曲:筒美京平
あなたと揃いの モーニング・カップは
このまま誰かにあげよか
二人で暮すと はがきで通知を
出した日は帰らない
愛があればそれでいいと
甘い夢をはじめたが
今では二人からだ 寄せても愛は哀しい
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ
土曜の夜には あなたを誘って
町まで飲みにも行ったよ
なじみのお店も この町はなれりゃ
もう二度と来ないだろ
壁の傷はここにベッド
入れた時につけたもの
今ではそんなことも 心に痛い想い出
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ
今では二人からだ 寄せても愛は哀しい
何かがこわれ去った ひとときの甘い生活よ
10.オレンジの雨
作詞:吉田栄子
作曲:筒美京平
そんなこと どうでもいいじゃない
いつだって 愛してるじゃない
オレンジの雨の中 ぬれてる
ふたりなら 火遊びと
言われていい
燃えるのは そのときだけの
恋はいつも気まぐれ
狂うほど 愛するっていい
死にたいと 叫ぶのもいい
オレンジの夢を見る 夜明けに
どこからか しのびこむ
別れの鐘
逃げて行く 追いかけるほど
恋はいつも 冷めたい
オレンジの雨の中 ぬれてる
ふたりなら 火遊びと
言われていい
燃えるのは そのときだけの
恋はいつも気まぐれ
11.季節風
作詞:有馬三恵子
作曲:美京平
どんなに愛してみたところで
実るあてない恋だから
あなたのしあわせ思うならば
ここで耐えるしかない
なぜ出逢ったのだろう
もの言わぬ過去の傷にひかれたみたいに
なぜ暮す世界が違う二人して
名乗りあったのか
過ぎゆく風 泣いてる日がある
並んで歩けば人の目には
たぶん恋人にも見える
二人は別れを告げるために
こんな街角にいる
もう二度と出来ないさ
行き止りなのを知っておぼれたあの恋
もうあなたしかない僕のみじめさも終る
今日かぎり
過ぎゆく風 聞いてる日がある
いつ今日の痛みを
なつかしい顔で 思い出せるのか
過ぎゆく風 目につく日がある
12.愛さずにいられない
作詞:阿久悠
作曲:馬飼野俊一
だからもう
つらい過去など いわないで
うつむいたままで
暮して何になる
好きならば
すべて投げ出し 来るがいい
傷ついた胸も
いつかは いえるだろう
たとえ誰が 指をさして
悪いうわさ たてていても
強く抱きしめて 抱きしめて
君を愛さずに いられない
許してと君は
いつでも いうけれど
もう二度とそんな
言葉はやめてくれ
火のように燃えた
くちづけ受けながら
なぜそんな
暗い瞳をしてるんだ
たとえどんな つらいことも
耐えて行くと 誓いあって
強く抱きしめて 抱きしめて
君を愛さずに いられない
君を愛さずに いられない
君を愛さずに いられない
君を 君を愛さずに…いられない
13.コーラスライン
14.スマイルアゲイン
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